セックスは、私たちにとって大切な行為のひとつ。
大切なパートナーやセックスフレンドと愛を深めたり、セックスを楽しむ前にSTDチェック!セックスライフを安全に送るためにSTDの知識を身につけよう。
1⃣STDとは
STD=「Sexually Transmitted Diseases」=性感染症
STD(性感染症)は、*性行為 により感染する病気です。
必ずしも自覚症状があるとは限らないため、感染に気づいたときにはすでに多くの人に移してしまっているケースもあります。STDは自然に治らないので、放置せず、早い対応が大切です。
病院へ行く?セルフSTD検査キット?
*性行為=セックス (膣内性交)・オーラルセックス (口腔性交)・アナルセックス (肛門性交)

1⃣-1STDになったらどうなる?
STD(性感染症)は、私たちの誰にでも関係のある病気です。
ワンナイトや風俗で遊んでる人がかかるような病気と思われがちですが、不特定多数とのセックスをしていなくても、たった一人の相手でも、過去のパートナー、さらにそのパートナーが感染していないかどうか分かりません。
ごく普通のカップルの間でも広がっています。

不妊症の原因に
男女ともに、不妊症の原因になることがあります。また、妊婦さんの場合、流産や早産の原因になることがあります。
子どもに感染
出産時に感染の可能性があります。子どもに感染すると、肺炎や失明の原因になったり、死にいたることもあります。
妊娠したら、必ず妊婦健診を受けましょう。また、乳幼児は免疫力が弱いため、口うつしなどによって感染する可能性もあります。
HIVに感染する可能性UP
STDにかかっていると、粘膜が炎症を起こした状態になり、抵抗力が落ちて細菌やウイルスが侵入しやすくなるため、HIV(エイズウイルス)に感染する可能性が通常より3~5 倍高くなるといわれています。
無症状のまま進行
STDの中には、症状が出にくいものもあります。しかし、症状が無い潜伏期間であっても病気は進行し、知らぬ間にパートナーにうつしてしまう可能性があります。
2⃣ STD予防
STD(性感染症)を防ぐには、正しい知識を身につけることが大切です。
あなたと大切なパートナーのために予防できる病気です。セックスをする前に必ずお互いを思いやる行動を取りましょう。

BIG POINT☝ コンドームを必ず使用する
一番確実な予防法は、コンドームを使うことです。
コンドームは、避妊だけでなく、STD(性感染症)に感染している人の精液や腟分泌液が、口や性器の粘膜に接触することを防ぐ大切な役割を果たします。
セックス(腟性交)の時だけでなく、オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)の場合も必ず使用して下さい。ただし、梅毒や尖圭コンジローマなどのSTD(性感染症)は、コンドームでは完全に防げないので注意が必要です。
POINT1 セックスの前後にシャワーを浴びる
性器、皮膚、口の中など、人の体には性感染症の原因になる様々な病原菌が付着しています。
シャワーを浴びて身体を清潔にしましょう。
歯磨きをする場合は、口の中を傷つけたり、出血が無いように注意してください。傷口からの感染や血液による感染の危険性があります。
POINT2 セックス前に排尿・排便を済ませる
性便の中に存在するウイルスが口から感染する場合があります。女性は排尿を我慢していると膀胱炎になる可能性があるので、セックス直後の排尿もお勧めします。
病原菌を洗い流して清潔を保つことが感染予防に繋がります。
POINT3 相手の性器を確認する
相手の性器をしっかり自分の目と鼻で確認しましょう。
男性の場合は、尿道からの膿、性器のイボやブツブツ、尿道口の色が赤いなどの症状、女性の場合は、性器のイボやブツブツ、悪臭などの症状があればSTD(性感染症)の疑いがあります。
陰毛周辺が痒そうで、頻繁にかいている場合や下着に膿やおりものが付着してゴアゴア状態になっている場合も注意しましょう。
POINT4 性器を傷つけない
のびた爪や器具の使用は、性器の粘膜を傷つける原因になります。
傷口から病原菌が侵入したり、血液を通して感染する可能性が高くなるので、器具を使用する場合は、コンドームを使用しましょう。
POINT5 STD(性感染症)検査を受ける
パートナーと一緒に現在の感染を確認するために、HIV(エイズウイルス)、クラミジア、淋菌、梅毒、B型肝炎などのSTD検査をお勧めします。
症状が無くて病院を受診しにくい時や、忙しくて保健所に行けない時は、自宅でできるSTD検査キットで検査してみましょう。
まとめ
セックスライフをよりいいものにするには、避妊とSTD(性感染症)の予防・対策が重要。
一緒にセックスを楽しむ相手を尊重するなら、事前のSTD検査や異変や不安を感じた時にはパートナーにすぐ報告することが大切です。
いきなり病院に行くのに不安がある方は、まずはセルフ検査をして、市販薬で様子を見るのもありかもしれませんね。
大切なパートナーと自分を守るためにしっかり予防をして、素敵なセックスライフを送りましょう。