セックスは少し変態に!?

ニューヨークの保険局が発表した『Safer Sex and COVID-19』が話題を呼んでいる。
各地の保健局では、安全かつ健康的な生活を送るためのガイドラインを、妊婦、学校、HIV患者など様々な人に向けて発表しているが、その中にはセックスに関するアドバイスも含まれている。
そこには、感染しやすいキスは避ける、手は清潔に洗う、コンドームを使用するなど、各保険局で共通する内容以外に、やや笑えるアドバイスが記載されていた。
まずは、『マスクを着用してセックスしよう』というものだ。
密着した状態で深く息を吸ったり吐いたりすることや、あえぎ声はウイルスを拡散するからという理由なのだ。そして密接を防ぐためにお互いをバリアで遮り、体勢も工夫してくださいと書かれている。
さらに、カップルで一緒にオナニーするだけなら、感染リスクがないとし推奨しているのである。他にも、『セックスの相手は1人に絞ろう』、『3人以上は避けて少人数でセックスする』などの記載もされている。
イギリスでは別世帯で滞在可能に

イギリスではボリス・ジョンソン首相が、コロナウイルス対策の制限緩和のひとつに『サポートバブル』を発表した。
サポートバブル(支援の安全圏)とは、単身者(18歳未満の子どもがいる一人親を含む)を対象に、自宅とは別の1世帯での滞在を認めるというものだ。
これによって同じ世帯で一緒に暮らしているように行動でき、互いの家で一緒に過ごすことができる。もちろん、2メートルの距離を取る必要はない。単身者の孤独感が和らぐことが狙いのようだが、これでセックス禁止が解禁となった。
セックスするときに気を付けることは?

各保健局に共通する内容は以下の通りです。
・ウイルスは、唾液や鼻水などを通して感染する
・ウイルスは性感染症ではないが、キスやセックスなど密接に接触することで感染する可能性がある
・自分またはパートナーがウイルスの症状を持っている場合、キスやセックスはしない
・ウイルスは便や精液のなかで発見されている
・膣内にウイルスが拡散するかどうかはわかっていない
・肛門をなめるのは避けたほうがよい(ウイルスは膣または肛門性交を介して伝染しないとされているが、感染した人の唾液を含む、鼻や口からの飛沫との接触によって伝染する可能性がある)
・ウイルスは性行為では簡単に移らないことがわかっている