性科学研究で有名なキンゼイ研究所によると、コロナウイルスはセックスの関係も変えたと言います。最近、性生活が減ったと答えた参加者が44%、そして30%が以前と変わりないと答えています。多くの人がこれまで以上にパートナーと過ごす時間が増えているにも関わらず、パートナーとの性的つながりは減少傾向にあります。
定期的なセックスは健康を改善する可能性があることは知られていますが、コロナウイルスによる、私たちのメンタルヘルスの低下にも、良い変化を与えるかもしれません。
セックスしないと身体に起こる6つのこと

勃起不全にに陥る可能性が高まる
American Journal of Medicineの2008年の研究によると、性的に活発でない、50代、60代、70代の男性は、勃起不全に陥る可能性が高いと結論付けています。
幸いなことに解決策は簡単で、たとえパートナーがいなくても、定期的に射精することで、これらの影響の一部を軽減できることが研究により示されています。
前立腺がんのリスクが高まる
研究によると、自慰行為をまったくしていないと健康的でないと言います。
実際に複数の研究で、射精頻度(少なくとも週に4.6〜7回)が前立腺がんのリスク低下につながると指摘しています。

ストレスを感じにくくなる
神経科学者のDebra W. Soh博士のインタビューでは、『オーガズム中に気分を改善するのに役立つエンドルフィンが放出される』と語られています。良好な性生活は、パートナー間の間だけでなく、すべての物事をよりよく感じさせてくれるようです。
血圧が急上昇する
医学雑誌Biological Psychologyの2006年の研究では、定期的なセックスをしている人はそうでない人よりも、血圧が低いことがわかりました。
これは性とストレスの関係にも関連していて、セックスを行うことで、ストレスに対する身体の生理的反応が実際に改善されると結論付けました。これにより、血圧がより低いレベルを維持します。

免疫力が低下する
心理学者のカール・チャーネツキーとフランシス・ブレナン・ジュニアは、週に1~2回セックスをしている患者から唾液サンプルをとり、これらのサンプルには、非常に高濃度の『免疫グロブリンA』が含まれていることが判明しました。
仕事のパフォーマンスが低下する
オレゴン州立大学の研究によると、活発な性生活を送るカップルは、仕事でもはるかに幸せという結果がでました。
大学の准教授であるキース・リービットは、『健康な性生活をして健康な関係を維持することは、従業員が仕事にも満足し、彼らが働く組織にも利益をもたらします』と言っています。