EDになる平均年齢は?

男性の約40%は、40歳までに何らかの問題に気づきます。
実はペニスの老化は20代後半から始まっていて、40代頃から症状に気付きはじめ、気づいた頃には重症化しているケースもあります。EDになる確率は10年ごとに約10%増加、年を重ねるにつれて問題は深刻化していきます。
EDの主な原因は何?

EDの主な原因は老化です。
陰茎の血管の硬化と狭窄によって、陰茎が直立するために必要な血の流れを妨げます。血管の内側を覆う平滑筋細胞が硬くなると、陰茎は伸びることができなくなるのです。また中高年に多い、高血圧、糖尿病、心臓病などの生活習慣病は、血管をさらに狭くするので注意が必要です。
より若い男性に多いのが、心理的な要因で起こるEDです。
ストレスはアドレナリンを放出させますが、アドレナリンには、指先、つま先、ペニスなど、身体にとってそれほど重要ではないところから、心臓、肺、脳なの重要な器官に血液を流します。これはストレスに対処するためで、性的不安の場合もストレスを感じて同じような反応が起こります。
どうすればEDを予防または軽減できる?

ほとんどの男性に有効な方法は、陰茎への血流を改善することです。
陰茎の血管内の一酸化窒素(NO)を増加させる薬(ED治療薬)を使用すると、陰茎の血管の平滑筋細胞が伸び、血流が増加します。また、NOは平滑筋細胞をより若く保ち、血管の硬化と狭窄を予防します。
EDは完全に治癒できる?

まずは健康的な生活を送ることが、EDを改善する早道です。バランスの良い食事や定期的な運動は、一酸化窒素(NO)をより高めるからです。また、早くから行っていればEDを予防することもできます。
しかし多くの場合、薬物療法(ED治療薬)が必要であり、場合によっては手術を必要とする場合もあります。
ED治療薬には、より早く効果が現れるもの、より長く持続するものなどの違いはありますが、それらはすべて勃起の硬さを高めるのに効果的です。他の疾患や服用している薬がある場合、また薬の副作用が心配な場合は、医師に相談しながら服用するといいでしょう。