実は精子も老化している

WHOによると、『自然妊娠するには精液1ミリリットル中に精子が1,500万以上、そのうち活発なものが40%以上いるのが望ましい』とされています。ですが調査結果によると、中には精子の濃度が基準の3分の1、また精子の運動率が基準を大きく下回っています。
さらに卵子同様に、実は精子も『老化』をしているそう。35歳を過ぎたあたりから、精子の見た目は元気でも中のDNAが損傷、卵子とうまく結合することができず、細胞分裂が正常に行われないケースがあるといいます。年齢的に妊娠しにくくなるというのは、女性だけの問題ではなく、男性も関与しているということを知っておきましょう。
精子は再び蘇る!?精子を守るためのポイント

自分の精子は大丈夫!?と心配な方は、産婦人科か泌尿器科で精液検査を受けてみましょう。そして日々の生活習慣から、精子の持つ力を回復させましょう
禁煙する
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ血流を低下、陰茎に十分な酸素が行きわたらなくなります。
禁欲はNG
精子の生存期間は約3日、妊娠には新しく元気な精子を保つことが大切です。SEXもマスターベーションもせずに精子を溜め込むのは、死滅精子を増やしてしまい新しい精子の質を下げてしまいます。
ブリーフよりもトランクス
人の体温は36〜37℃、精巣の機能を保つには32〜35℃と少し低めがが理想的です。ブリーフは股間に熱がこもりやすいため、風通しのよいトランクスがおすすめです。
精巣を温めすぎない
睾丸がぶらぶらしているのは、熱を上げないようにする役割があるからだそう。長時間座り続ける、ノートPCをひざの上で操作するといったことは、陰嚢周辺に熱がこもる原因に。また長風呂やサウナはほどほどにしましょう。
育毛剤には要注意
AGA(男性型脱毛症)の治療に一般的に使用されるのが、フィナステリドを主成分とする治療薬です。フィナステリドには男性ホルモンの作用を抑える働きがあります。精液の状態を悪化させる可能性や、性欲減退、精子数の減少、EDなどの副作用が指摘されています。